“さんぷくつい”の漢字の書き方と例文
語句割合
三幅対100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな床の間の三幅対さんぷくついも、濃い霧の中に、山がはるかに、船もあり、朦朧もうろうとして小さな仙人の影がすばかりで、何の景色だか、これはあかりいても判然はっきり分らなかったくらいである。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
菖蒲しょうぶの花咲乱れたる八橋やつはし三津五郎みつごろう半四郎歌右衛門など三幅対さんぷくついらしき形してたたずみたる
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
偽物三幅対さんぷくついだ。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)