“さやいんげん”の漢字の書き方と例文
語句割合
莢隠元100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴨のない時期に、鴨に似た若い家鴨を探したり、夏けてさやは硬ばってしまった中からしなやかな莢隠元さやいんげんを求めたり鼈四郎は、走りまわった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
別に茄子なすでも人参にんじんでも玉葱たまねぎでも日本葱でも莢隠元さやいんげんでも白瓜しろうりでも胡瓜きゅうりでも西洋牛蒡せいようごぼうでも日本牛蒡のく若いのでも十六ササギでもキャベツでもかぶでも何でもそんな物を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
細君は食卓に大きなざるをのせて青い莢隠元さやいんげんをむしっていた。
異郷 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)