“さとおさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
里長80.0%
郷長20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
里長さとおさに命じて三千人の部下を忍ばせ、見あたり次第に片端から引っ捕えて、ことごとくいちいて杖殺じょうさつさせた。
里長さとおさが帰って行った後で、張昭は、彼に諫めた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郷長さとおさ嘉門は六十歳ほどで、土着の武士であるだけに、容貌魁偉かいい風采堂々、まことに立派なものであったが、伊賀袴を穿き陣羽織を着し、自分の屋敷の母屋の縁に、寛々と腰をかけていた。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
青塚と申すさとへいで、そこの郷長さとおさ佐原嘉門、このじんの屋敷へおいでくだされ。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
郷長さとおさ佐原嘉門は、あらかじめ鵜の丸兵庫から、こうあることを聞かされていたので、少しも恐れず躊躇ちゅうちょせず、ほとんど土兵、郷士として、日頃から充分訓練してある、郷民を屋敷へ招集し
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)