郷長さとおさ)” の例文
郷長さとおさ嘉門は六十歳ほどで、土着の武士であるだけに、容貌魁偉かいい風采堂々、まことに立派なものであったが、伊賀袴を穿き陣羽織を着し、自分の屋敷の母屋の縁に、寛々と腰をかけていた。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
青塚と申すさとへいで、そこの郷長さとおさ佐原嘉門、このじんの屋敷へおいでくだされ。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
郷長さとおさ佐原嘉門は、あらかじめ鵜の丸兵庫から、こうあることを聞かされていたので、少しも恐れず躊躇ちゅうちょせず、ほとんど土兵、郷士として、日頃から充分訓練してある、郷民を屋敷へ招集し
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)