“さききず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尖傷50.0%
裂傷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つばからはずれた尖傷さききず柄手つかであけに染めつつ銀五郎、もう受身に受身を重ねてジリジリと生洲いけすふちへ追いつめられる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、もりで撃った生々しい裂傷さききずの、肉のはぜて、真向まっこうあごひれの下から、たらたらと流るる鮮血なまちが、雨路あまみちに滴って、草に赤い。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)