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さあさあ
ふりがな文庫
“さあさあ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
颯々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
颯々
(逆引き)
腰硝子
(
こしがらす
)
の障子を立てたきり、此座敷に雨戸はなかった。二つともした
燭台
(
しょくだい
)
の百目蝋燭の火は
瞬
(
またた
)
かぬが、白い障子越しに
颯々
(
さあさあ
)
と云う川瀬の
響
(
おと
)
が寒い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
可なりの大川、深くもなさそうだが、川幅一ぱい茶色の水が
颯々
(
さあさあ
)
と北へ流れて居る。
鉄線
(
はりがね
)
を引張った渡舟がある。余等も渡って、少し歩いて見る。多いものはブヨばかり。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
麦稈帽
(
むぎわらぼう
)
の書生三人、
庇
(
ひさし
)
髪の女学生二人、
隣室
(
となりま
)
に遊びに来たが、次ぎの汽車で直ぐ帰って往った。石狩川の音が
颯々
(
さあさあ
)
と響く。川向うの山腹の停車場で、
鎚音
(
つちおと
)
高く石を割って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
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