“鉄線”の読み方と例文
旧字:鐵線
読み方割合
はりがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両岸から鉄線はりがねったあぶなげな仮橋が川をまたげて居る。橋の口に立札がある。文言もんごんを読めば、曰く、五人以上同時にわたる可からず。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
で、早速の気転で、お客の重みで寝台ねだいが押し潰れないやうに、鉄線はりがねでもつて、方々を蜘蛛の巣のやうにからめにかゝつた。
煉るものは鉄線はりがねの玉子廻しかさもなければおはしを五、六本片手に持ってよく丹念に掻き廻わしてもいいのです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)