“さあ/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
颯々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店頭みせさきで見つけた眞桑瓜を買うて、天鹽川に往つて見る。可なりの大川、深くもなさゝうだが、川幅一ぱい茶色の水が颯々さあ/\と北へ流れて居る。鐵線はりがねを引張つた渡舟がある。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
麥稈帽むぎわらばうの書生三人、庇髮の女學生二人、隣室に遊びに來たが、次ぎの汽車で直ぐ歸つて往つた。石狩川の音が颯々さあ/\と響く。川向ふの山腹の停車場で、鎚音高く石を割つて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)