“ごかんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御還幸60.0%
御勘考40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただきみが山を降り給うて、洛内への御還幸ごかんこうとさえなるなれば、それでよからん。……ま、名目などは、どちらでもいいのだ。しぜん、義貞のたちばはなくなる。義貞をはたきおとす。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いかにも、無理は、よう知っています。そこを、何とか、御勘考ごかんこうなされて——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
わし先ず庭口にわぐちから入って、其処そこ縁側えんがわ案内あんねえして、それから台所口だいどこぐちに行ってあっちこっち探索のしたところ、何が、お前様御勘考ごかんこうさ違わねえ、湯殿ゆどのに西のすみに、べいらべいら舌さあいとるだ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)