“こんひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
困罷33.3%
恨悱33.3%
根皮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加うるに南軍は北軍の騎兵の馳突ちとつに備うる為に塹濠ざんごうを掘り、塁壁を作りて営とすを常としければ、軍兵休息のいとますくなく、往々むなしく人力をつくすのうらみありて、士卒困罷こんひ退屈の情あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此書の末の方には憤怨恨悱こんひと自暴の気味とがあるが、然し天位を何様どうしようの何のといふそんな気味は少しも無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
このムラサキは、山野向陽さんやこうようの草中に生じている宿根草しゅっこんそうで、根は肥厚ひこうしていて地中に直下し、単一、あるいは枝分えだわかれがしている。そしてその根皮こんひが、生時せいじ暗紫色あんししょくていしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)