“こんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
懇款33.3%
根幹33.3%
渾汗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴国王、二百年来の通商のゆえを以て、遙かに我が国の利病りへいを察するありて、忠告せらるるの一事、その言極めて懇款こんかんたり。かつ別に珍品若干種を恵まる。我が主、まこともっ感荷かんかす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しかし、彼にとっては、飽くまで、中国攻略が経営の根幹こんかんであり、四国は、傍系ぼうけいにすぎない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一夜いちや涼風りょうふうを銀座に追う。ひとかたす。正にこれ連袵れんじんを成し挙袂きょべい幕を成し渾汗こんかん雨を成すの壮観なり。良家の児女盛装してカッフェーに出入す。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)