“こしごろも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腰衣78.3%
腰法衣17.4%
襦衣4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰衣こしごろもの素足で立って、すっと、経堂を出て、朴歯ほおば高足駄たかあしだで、巻袖まきそでで、寒くほっそりと草をく。清らかな僧であった。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
阿波屋さんの皆さんが着くほんの四半刻よはんときほど前でしたよ、深い饅頭笠で顔を隠した、腰法衣こしごろも修行者しゅぎょうじゃが訪ねて来て冠物のまま阿波屋の使いの者だがと私を呼出し
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
同じ襦衣こしごろもに、白襟を重ねて、豊かな黒髪は後ろへ結び下げて居りますが、その美しさは全く輝くばかり、江柄三十郎眩暈めまいがするように思いましたが、顔を合せるや否や