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こしぎぬ
ふりがな文庫
“こしぎぬ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
腰衣
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰衣
(逆引き)
老母は縁へ出て来て、上の
掻着
(
かいぎ
)
の裾を、
腰衣
(
こしぎぬ
)
とともに短く
括
(
くく
)
りはじめた。夕方の寒さではあるし雪もある。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
侍女や家臣たちは、紙燭をよせて、近々とそれを
覗
(
のぞ
)
き合った。まだ土ふかく秘められていた植物の淡い春の青さが、人の目に見られるのを
羞恥
(
はにか
)
むような形して、薄紅梅の
腰衣
(
こしぎぬ
)
にくるまれていた。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、あやしみながら、
腰衣
(
こしぎぬ
)
、
襷
(
たすき
)
がけのまま、何気なくそこへ出て来た。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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