“こしご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腰籠50.0%
腰衣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しまいには探し疲れて、そうそうは腰も言うことを聞かなく成った。軽い腰籠こしごを提げたまま南瓜かぼちゃの花の咲いた畠のあるところへ出て行った。山番の小屋が見えた。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あたりのすすけた闇をそこだけ切り抜いたように、霞に小桜染の小袖を着、それへ紅梅色の腰衣こしごをまとった十七、八のうるわしい処女おとめのすがたが、その白い手に持たれている明りの中に揺々ゆらゆらと見えた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)