“こうわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
媾和61.1%
講和11.1%
媾話5.6%
弘和5.6%
河和5.6%
興和5.6%
講話5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは不満足なる媾和こうわに憤慨した余りの昂奮で筆が走ったので、平素の冷静な二葉亭ではかえって書けなかったかも知れない。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
離婚は講和こうわでなく戦争です。宣戦の布告を先に出すという事は双方の自由であって、先に出した方が勝利に帰する例も少くない如く、離婚の場合にも都合の好い事かも知れません。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
そうだ、媾話こうわだ。媾話を提議しろ。降服でもいいぞ、相手が承知をしないなら……。とにかく、ここで、発電所をやられてしまったら、たいへんだ。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
洪武十四年は我が南朝弘和こうわ元年に当る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
尾張知多郡河和こうわ町大字布土
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
太祖崩じて後二十余年にして猶大に興和こうわあだするあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「そんなことありませんよ。東京市位、空中襲撃をしやすいところは無いんですよ。僕は雑誌で読んだこともあるし、軍人さんの講話こうわも聴いた——」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)