“こうずけのくに”の漢字の書き方と例文
語句割合
上野国100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上野国こうずけのくにの国府に明円という僧があったが遊行ゆぎょうひじりが念仏を申し通ったのを留めて置いて、自分の処へ道場を構え念仏を興行していたが、或夜の夢に、われはわが朝の大導師聖覚という者である。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
むかし、上野国こうずけのくに館林たてばやしに、茂林寺もりんじというおてらがありました。このおてら和尚おしょうさんはたいそうおちゃがすきで、いろいろとかわったおちゃ道具どうぐあつめてまいにち、それをいじってはたのしみにしていました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
上野国こうずけのくに岡部の寺にて怪しき亡者の事
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)