“こうく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
康衢66.7%
後駆16.7%
惶懼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小家の間の小道を上りて久堅町ひさかたまちより竹早町たけはやちょうの垣根道を過ぐるにかつて画伯浅井忠あさいちゅうが住みし家の門前より、数歩にして同心町どうしんちょう康衢こうくに出づ。電車砂塵をいて来徃らいおうせり。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その裾の辺を前駆ぜんくとして二本、後駆こうくとして二本都合四本の、松明たいまつの火に照らされながら、そうして遅く出た半かけの月に、頭上を蒼白くぼかされながら、妖怪の行列が通っていた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
張、そのずるをまって、後ろよりこれをしっす。その人惶懼こうくす。これをきくすれば盗なり