“げんぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
玄武100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵法へいほうに申す、小河しょうがひがしにあるを田沢でんたくといい、流水りゅうすいみなみにあるを青龍せいりゅうとよび、西に道あるを朱雀すじゃくづけ、北に山あるを玄武げんぶ、林あるを白虎びゃっこしょう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こは玄武げんぶ岩とか、おのおの六角の柱をなす、あるは縦ざまに、あるは横ざまに、恣に錯綜するがごときも、その裏に崩すべからざる式と律とを具へたりと見ゆ。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
東京——(壱)——芸学校の教授にして、(弐)——術院の委員、審査員、として、玄武げんぶ青竜せいりゅうはいざ知らず、斯界しかいの虎! はたその老齢の故に、白虎びゃっことなえらるる偉匠である。