“けんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巻舒33.3%
見所33.3%
権女16.7%
賢女16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
密語となって巻舒けんじょされることと思われます。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もっとも見所けんじょは正面のほか左右両側面りょうそくめんにもあった。自分は玄関から左へ突き当って右へ折れて金屏風きんびょうぶの立ててある前を通って正面席に案内されたのである。自分の前には紋付もんつきの女が二三人いた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やかましい権女けんじょであればあるほど、その眼を忍んで、含みのある青い色のうすものに、絹麻の名古屋帯を結んだスラリと伸びた、しかし、どことなく頼りなげな新子と
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
まして此頃は賢女けんじょ才媛さいえん輩出時代で、紫式部やら海老茶式部、清少納言やら金時大納言など、すばらしい女が赫奕かくえきとして、やらん、からん、なん、かん、はべる、すべるで、女性にょしょう尊重仕るべく
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)