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けはな
ふりがな文庫
“けはな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蹴放
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹴放
(逆引き)
咄嗟
(
とっさ
)
の間にソレだと思って狼狽したらしい。ガブリと潮水を呑まされながら、死に物狂いに
蹴放
(
けはな
)
して、無我夢中で舟に這い上ると、ヤット落付いてホッとしたもんだが……
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
冬子も恩人の危険を見ては
居
(
い
)
られぬ、這いながら
一人
(
いちにん
)
の足に絡み付くと、𤢖は鉄のような爪先で強く
蹴放
(
けはな
)
したので、
彼女
(
かれ
)
は
脾腹
(
ひはら
)
を
傷
(
いた
)
めたのであろう、一旦は気を失って倒れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
乙平は捨てて置けなくなったので、手早く身体を拭いて
帷子
(
かたびら
)
を引掛け、刀を掴み取る暇もなく
素跣足
(
すはだし
)
のまま庭へ飛び下り、黒部の
柴折戸
(
しおりど
)
を
蹴放
(
けはな
)
すようにして隣の庭へ飛び込んで行った。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
けはな(蹴放)の例文をもっと
(13作品)
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