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けつるい
ふりがな文庫
“けつるい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
血涙
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血涙
(逆引き)
儂はこれを思うごとに苦悶
懊悩
(
おうのう
)
の余り、
暫
(
しば
)
し
数行
(
すこう
)
の
血涙
(
けつるい
)
滾々
(
こんこん
)
たるを覚え、寒からざるに、
肌
(
はだえ
)
に
粟粒
(
ぞくりゅう
)
を覚ゆる事
数〻
(
しばしば
)
なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
したがって、かりに田川大作のような
狂熱的
(
きょうねつてき
)
青年がいて、
血涙
(
けつるい
)
をふるって
叛軍
(
はんぐん
)
に同情するようなことがなかったとしても、塾生たちが冷静でありうる道理がなかった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
儂思うてここに至れば、
血涙
(
けつるい
)
淋漓
(
りんり
)
、
鉄腸
(
てっちょう
)
寸断
(
すんだん
)
、
石心
(
せきしん
)
分裂
(
ぶんれつ
)
の思い、愛国の情、
転
(
うた
)
た切なるを覚ゆ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
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