“けつかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケツカイ
語句割合
決潰50.0%
結界50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとたびこのところ決潰けつかいせむか、じようはなの町は水底みなそこの都となるべしと、人々の恐れまどひて、おこたらず土をり石をせて堅き堤防を築きしが、あたかも今の関屋せきや少将の夫人姉上十七の時なれば
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
結界けつかいを越えて廣い板の間を歩くと、參詣人の投げた文久錢が足の裏に冷りとした。常に下ろしてあるすだれをかゝげて、東のつぼねに入つたが、古臭い空氣が鼻をいて、自分の姿さへ見られぬ暗黒である。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)