“けいふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽浮46.2%
系譜15.4%
継父15.4%
京釜7.7%
桂府7.7%
繼父7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人は労苦をともにして、はじめて本心のよく分るもの、まだ彼と知ることの日は浅いが、義にもじょうにも、そんな軽浮けいふでないことはよく分っている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、後年、後醍醐の皇子というていにして、系譜けいふの上をつくろったものである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、その実父についても、後の継父けいふについても、藤吉郎が今日、余り口に出さないのは
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
礼がおわると席についた。そこには饗宴のせきが設けてあった。殿上の扁額へんがくを見ると桂府けいふとしてあった。竇は恐縮してしまって何もいうことができなかった。王はいった。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
お樂と、お樂の後添のちぞひ、——死んだお淺とお菊には繼父けいふに當る彌助——の喜びはいふまでもありません。