“くろごめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
玄米100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五合ばかりの玄米くろごめを、徳利の中へ無造作に入れてかしの棒でコツコツくのであって搗き上がるとそれをふるいにかけその後で飯にかしぐのであった。彼は徳利搗きをやりながらも眼では本を読んでいた。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
玄米くろごめもみがらくさきいひながらほかほかとめばあたたまるもの
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夕方の仕掛に忙しい鍋釜なべかまだの、野菜物だの、玄米くろごめだのを洗っているこの附近の長屋女房のかしましい群れに、じっとそそいでいるらしいのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)