“くちばいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
朽葉色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その神の森を遠く囲繞し、茅葺かやぶき小屋や掘立小屋や朽葉色くちばいろ天幕テントが、幾何学的の陣形を作り、所在に点々と立っているのは、これぞ水狐族と呼ばれるところの、巫女どもの住んでいる部落であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
朽葉色くちばいろ晩秋おそあきの夢深き君がひたひ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
朽葉色くちばいろ、灰、ねずみ焦茶こげちゃ、たゞこれ黄昏たそがれの野の如き、霧のころもまとうたる、いづれも抜群の巨人である。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)