“きんしぎょくよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
金枝玉葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暁の御夢おんゆめをおどろかし奉ったことすら恐懼きょうくにたえないのに、このままわれらが合戦に及ぶにおいては、金枝玉葉きんしぎょくようの御身にいかなるお怪我けがや思わざる不敬あるやもはかがたい。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とらえて捕虜としたことでしかなかった。一系の根も血も一つの、金枝玉葉きんしぎょくようではあったのに。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてただ滄州そうしゅうの片ほとりに、そのかみの庭園ややかたの美に、かすかなる金枝玉葉きんしぎょくようの家の名残りをたもち、地方人の畏敬と、あるじの徳望とによって、なお門戸に、いくたの客を養い
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)