“きんごろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禽語楼50.0%
金五郎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地下にめいせしむるのてあいは二言目には女で食うといえど女で食うは禽語楼きんごろうのいわゆる実母散じつぼさん清婦湯せいふとう他は一度女に食われて後のことなり俊雄は冬吉の家へころげ込み白昼そこに大手を
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
つまり禽語楼きんごろう小さんさんの前名と、柳派ではだいの出世名前だったわけなのですが、みすみすその縁起のいい名前を返して都川歌太郎を名のらなければならないようなことにまでなってしまいました。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)
同時にまた、教科書の間に隠した『梅暦うめごよみ』や小三こさん金五郎きんごろうの叙景文をばあたりに見る川筋の実景に対照させて喜んだ事も度々であった。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
むすめも大きいので養子をして隠居しようと思って、今度死んだ女房のおい金五郎きんごろうと云うのを養子にもらってお菊と夫婦にしたところで、翌年の正月の四日ごろからお菊が怪しい病気になり
累物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)