“きりじに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斬死78.6%
切死21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍女たちを入れても、五十人に足らない手勢であったから、もし敵がこれへ来たら、斬死きりじにの覚悟であった。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文治郎は藤原が屋敷へ帰れば、われ斬死きりじにをして母一人になっても母の身の上は安心。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その中には父子諸共もろとも切死きりじにしたる人もありしという。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
同類の奴輩やつばら追払おいはらう積りだが、そこは運命で又身にきずを受け切死きりじにをするやも分らんが、そこで貴様に頼みというは、し己が切死をした事を聞いたら、早速上総の天神山へ駈付けてお蘭に