“きよと/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盰々50.0%
肝々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空氣がにごツてゐるばかりならいが、其の空氣を吸ツてきてゐる人間はみなにごツてゐる………何しろ二百まんからの人間が、せま天地てんちに、パンに有付ありつかうと思ツて盰々きよと/\してゐるんだ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「え、何うせ然うなんですよ。にくらしい!………」と眼に險を見せ、些と顎をしやくツて、づいと顏を突出す。其の拍子ひやうしに、何か眼に入ツたのか、お房は急に肝々きよと/\して、ひど面喰めんくツたていとなる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)