“きょうえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
共栄25.0%
拱衛25.0%
狂詠25.0%
競詠25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(——天、信長を討つ。呼応して起たれよ。ここにおいて協力あらば、後日共栄きょうえいあらん)
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前代のそうげん傾覆の所以ゆえんを考えて、宗室の孤立は、無力不競の弊源たるを思い、諸子をおおく四方に封じて、兵馬の権を有せしめ、もって帝室に藩屏はんべいたらしめ、京師けいし拱衛きょうえいせしめんと欲せり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして馬上から自作の狂詠きょうえいを供の人々に聞えるような声でした。祐筆はそれを懐紙に書いた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さまたげのない額堂の席を、夜涼やりょう山嵐さんらんをほしいままにして、連歌の競詠きょうえいを試みているのかと思うと、闇の中に、眼ばかり光らしている武士たちの顔には、みじんもそんな風流気は見えず
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)