“きなん”の漢字の書き方と例文
語句割合
危難100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃ大胆に『危難きなんうみ』の南にそびえるコンドルセに着陸しよう。皆、防寒具ぼうかんぐに酸素吸入器きゅうにゅうきを背負うことを忘れないように。……では着陸用意!」
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ひどいやつがあったもので、人の危難きなんはわが楽しみ、まるで芝居の幕があくのを待つような心もちで
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
南洲及び大久保公、木戸公、後藤象次郎、坂本龍馬等公を洛東より迎へて、朝政に任ぜしむ。公既に職に在り、しば/\刺客せきかく狙撃そげきする所となり、危難きなんしきりに至る、而かもがう趨避すうひせず。