“がんもく”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんでござんしょうか——この遠駆とおがけの勝負の眼目がんもくは、つまり、あの白鳥しらとりみね大鳥居おおとりいまでいって、さっきの遠矢とおやを、一本ずつ持ってけえってくりゃあよろしいンですね」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここが原本には眼目がんもくの見せ場なるが、実に残酷の絶頂に達せるものにて、一睨ひとにらみごとに手をつて喜ぶ見物すら下を向いて見ぬ位なれば、いくら出したくても出せなくなるは今のなり。
それがばかに面白くって、時どき裏庭へ隣の人や朋友ともだちを入れて、それに見せてやったのです、そうです、ね、そのとき、私は十七でしたよ、お話の眼目がんもくはこれからですが、どうか、さあ
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)