“がんがけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
願掛87.5%
願懸12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重二郎と言いかわせましたのは、悪縁で、おいさは何うかおっかさんの眼がなおればいゝがと、薬師様へ願掛がんがけをして居ります。
作「えゝごく柔和おとなしい人で、墓参はかめえりばかりして居てね、身体がわりいから墓参りして、なんでも無縁様の墓ア磨けば幻術が使えるとか何とか云ってね、願掛がんがけえして」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
芸事の出来るように、神へ願懸がんがけをすると云って、夜の明けぬ内、外へ出ろ。鼓ヶ嶽の裾にある、雑樹林の中へ来い。三日とも思うけれど、主人には、七日と頼んで。すぐ、今夜の明方から。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)