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かんのんびらき
ふりがな文庫
“かんのんびらき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
観音扉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観音扉
(逆引き)
門の突き当りがいわゆる客間であるが、
観音扉
(
かんのんびらき
)
を左右に開けて這入るところなぞは御寺に似ている。中は
汚
(
きた
)
ないものであった。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
麓
(
ふもと
)
の里に、
錣頭巾
(
しころずき
)
を取って
被
(
かず
)
き、
薙刀
(
なぎなた
)
小脇に
掻込
(
かいこ
)
んだ、
面
(
つら
)
には
丹
(
に
)
を塗り、
眼
(
まなこ
)
は
黄金
(
こがね
)
、
髯
(
ひげ
)
白銀
(
しろがね
)
の、六尺有余の大彫像、
熊坂長範
(
くまさかちょうはん
)
を安置して、
観音扉
(
かんのんびらき
)
を八文字に、格子も
嵌
(
は
)
めぬ
祠
(
ほこら
)
がある。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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