“かわぞい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川添36.4%
川沿27.3%
河添18.2%
河沿18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万物の姿が目に見えるおだやかな薄明が訪れる頃には、彼等はこの川添かわぞいの小村の橋や屋根の下に来ていた。
岡本の住居すまいは藤井の家とほぼ同じ見当けんとうにあるので、途中までは例の川沿かわぞいの電車を利用する事ができた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
笠井は驚いて飛んで来た。しかし広い山野をどう探しようもなかった。夜のあけあけに大捜索が行われた。娘は河添かわぞい窪地くぼちの林の中に失神して倒れていた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
一昨日より家内および娘とともに宇治川に遊んで河沿かわぞいの宿にとまり翌朝奈良へまかりこして新築の奈良ホテルといふに休み
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)