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河添
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かわぞい
ふりがな文庫
“
河添
(
かわぞい
)” の例文
夏の炎天
神田
(
かんだ
)
の
鎌倉河岸
(
かまくらがし
)
、
牛込揚場
(
うしごめあげば
)
の河岸などを通れば、荷車の馬は
馬方
(
うまかた
)
と共につかれて、
河添
(
かわぞい
)
の大きな柳の木の
下
(
した
)
に居眠りをしている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
笠井は驚いて飛んで来た。しかし広い山野をどう探しようもなかった。夜のあけあけに大捜索が行われた。娘は
河添
(
かわぞい
)
の
窪地
(
くぼち
)
の林の中に失神して倒れていた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
山の手は庭に垣根に到る処
新樹
(
しんじゅ
)
の緑
滴
(
したた
)
らんとするその
木立
(
こだち
)
の間より夕陽の空
紅
(
くれない
)
に
染出
(
そめいだ
)
されたる美しさは、下町の
河添
(
かわぞい
)
には見られぬ景色である。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“河添”で始まる語句
河添原泉