“かみやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上屋敷63.2%
上邸31.6%
上屋舗5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仰付おほせつけられけるにぞ徳太郎君をも江戸見物えどけんぶつの爲に同道どうだうなし麹町なる上屋敷かみやしき住着すみつけたり徳太郎君は役儀もなければ平生ふだんひまに任せ草履取ざうりとり一人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
播磨国はりまのくに飾東郡しきとうごおり姫路ひめじの城主酒井雅楽頭忠実うたのかみただみつ上邸かみやしきは、江戸城の大手向左角にあった。そこの金部屋かねべやには、いつもさむらいが二人ずつ泊ることになっていた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その後天明二年に至って尾州侯にへいせられその上屋舗かみやしき内なる市ヶ谷いちがや合羽坂かっぱざかに住宅を賜った。竹渓が遷館三所といった所以ゆえんである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)