“かつみねしんぷう”の漢字の書き方と例文
語句割合
勝峯晉風100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝峯晉風かつみねしんぷう氏の教へによれば、俳書の装幀さうていも芭蕉以前は華美を好んだのにも関らず、芭蕉以後は簡素の中にびを尊んだと云ふことである。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
八九間雨柳はつくけんやなぎ」といふ士朗しらうの編んだ俳書などは勝峯晉風かつみねしんぷう氏の文庫と天下に二冊しかなかつたやうに記憶してゐるが、それも今は一冊になつてしまつたわけだ。
そこへ勝峯晉風かつみねしんぷう氏をも知るやうになり、七部集しちぶしふなどものぞきたれば、いよいよぬえの如しと言はざるべからず。今日こんにちは唯一游亭いちいうてい魚眠洞等ぎよみんどうらひまに俳諧を愛するのみ。俳壇のことなどはとんと知らず。
わが俳諧修業 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)