“かっとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葛藤97.9%
活東1.1%
活闘1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどその時間の長短は、その人たちには実に余儀ない推移で、思いきりやあきらめでは到底満足されない生死の葛藤かっとうが無論あったはずだ。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
おごりと卑屈との対立から、平等に名をる闘争や、際限なき人間の欲望の葛藤かっとうが、永劫えいごうに血で血を洗いはじめるであろう。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でも翌日の音楽会がこの青年の名声を決して高めないだろうとは、彼女は確信できなかったので、新進の明星スター葛藤かっとうを結びたくなかった。
新しい女たる女歌手との最近の葛藤かっとうが頭にあるからばかりではなく、自分にとって苦痛だった多くの公演にたいする怨恨えんこんがあった。
それからも、葛藤かっとうはあったが、遂に、七月下旬から八月初めにかけて、最後までふみとどまった強硬派の教如の一類もみな大坂を立ち退いた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またこの一座この度の興行にはわれらの知友たりし畠山古瓶はたけやまこへいといへる早稲田出身の文士、伊井の弟子となり初めて舞台へ出づべしといふに、いささか気勢を添へんものと或日風葉ふうよう葵山きざん活東かっとうの諸子と共に、おのれも市村座に赴きぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
だが、大鷲の神経しんけいは、かかる火花をちらす活闘かっとうが、おのれの背におこなわれているのも、知らぬかのように、ゆうゆうとしてつばさをまわし、いま
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)