“かげらふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陽炎80.0%
炎陽20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陽炎かげらふが立つほど着物をひろげて、つくろひに餘念もないお靜は、ツイ陽にくんじた顏をポーツと染めます。
この国の女に生れて、一足も女部屋をんなべやを出ないことを美徳として時代に居る身は、親の里も祖先の土も、まだ踏みも知らない。あの陽炎かげらふの立つてゐる平原を、此足で隅から隅まで歩いて見たい。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
春の日燃ゆる炎陽かげらふ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)