“カゲロウ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:かげろう
語句割合
陽炎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この國の女子ヲミナゴに生れて、一足も女部屋ヲンナベヤを出ぬのを、美徳とする時代に居る身は、親の里も、祖先の土も、まだ踏みも知らぬ。あの陽炎カゲロウの立つてゐる平原を、此足で、隅から隅まで歩いて見たい。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)