“かけへだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
懸隔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は一しよに大学前の一白舎いつぱくしやの二階へ行つて、曹達水ソオダすゐに二十銭の弁当を食つた。食ひながらいろんな事を弁じ合つた。自分と成瀬との間には、可也かなり懸隔かけへだてのない友情が通つてゐた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
森を出抜ける頃には、既に十五六けん懸隔かけへだたってしまった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
身分からいえば、彼と右近とでは、比較にならないほど、懸隔かけへだてがある。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)