“かいびやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
開闢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「我が国家開闢かいびやくより以来このかた、君臣の分定まりぬ。臣を以て君とることいまらざるなり。あまツ日嗣は必ず皇緒を立てよ。無道の人は宜しく早く掃除はらひのぞくべし。」
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
「床の中で過失は變ぢやありませんか。おまけに首筋を刺身庖丁さしみばうちやうで切られて頓死は開闢かいびやく以來で——」
あはれむべからずや。(中略)今日の如き、実に天地開闢かいびやく以来興治の機運なるが故に、海外の諸国、天理の自然に基き、開悟発明、文化の域に至らむとする者少からず。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)