“おなじところ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同一処50.0%
同処50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳩は蒼空あおぞらを舞うのである。ゆったりしたなみにもさそわれず、風にも乗らず、同一処おなじところを——その友はやかたの中に、ことこととねぐらを踏んで、くくとく。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
衣裳をも同処おなじところおかず、同じ所にてゆあみせず、物を受取渡す事も手より手へじきにせず、よるゆくときは必ずともしびをともしてゆくべし、他人はいふに及ばず夫婦兄弟にても別を正くすべしと也。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)