“おとッさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家大人50.0%
父上50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「実はネ、お前にはまだ内々でいたけれども、家大人おとッさんはネ、行々はお前を文三に配合めあわせる積りでお出でなさるんだが、お前は……厭だろうネ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あんなもんでも家大人おとッさん血統ちすじだから今と成てかれこれ言出しちゃ面倒臭めんどくさいと思ッて、此方こッちから折れて出てれば附上ッて、そんな我儘わがまま勝手を云う……モウ勘弁がならない
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「おやなぜ? 悲しくないことはありませんが,もウ父上おとッさんも帰らなければなりませんし……それにいろいろ……」
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)