“おととし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一昨年96.4%
去々年3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨年おととしの春み送った十年あとのいまでもかれのかの女をおもううえについてはいさゝかのそこに晴れくもりもない……
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
一人は芸者屋の娘で、今は小滝こたきといって、一昨年おととし一本になって、町でも流行妓はやりっこのうちに数えられてある。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
正直のところ、彼女は去年の春も、去々年おととしの春も、この花の下に立った時にそう云う感慨に浸ったのであり、そのつど、もう今度こそはこの妹と行を共にする最後であると思ったのに、今年も亦、こうして雪子をこの花の蔭に眺めていられることが不思議でならず
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
前にもはなした通り、旦那はね、病気で帰省をしてから、それなり大学へはかないで、ただぶらぶらしていたもんだから、沢山たんとないお金子かね坐食いぐいていでなくなるし、とうとうせんに居たうちを売って、去々年おととしここの家へ引越したの。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)