“おおご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大胡88.9%
御驕11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大胡おおごの方へ出掛けて留守でございましたが、その日も朝から篠突しのつくような烈しい雨で、小歇おやみもなく降り続いているなんとなく薄ら暗い胴震いのしそうなほど寒い日だったと覚えております。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
大胡おおご小四郎隆義は在京の時吉水の禅室に参じて法然の教えをうけて念仏の信者となったが、国へ下ってから不審のことは法然給仕のお弟子、渋谷七郎入道道遍を通じて法然の教えを受けていたが
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夜具のそでに首を突込つっこんで居たりけりさ、今の世の勝頼かつよりさま、チト御驕おおごりなされ、アハヽヽと笑いころげて其儘そのまま坐敷ざしきをすべりいでしが、跡はかえっいやさびしく、今の話にいとゞ恋しさまさりて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)