“えびすこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夷講50.0%
恵比須講25.0%
恵比寿講16.7%
夷子講8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうすこし早く三人が出て来ると、夷講えびすこうに間に合って、大伝馬町おおてんまちょうの方に立つべったら市のにぎわいも見られたとかみさんはいう。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
旧暦十一月の四日は冬至とうじの翌日である。多事な一年も、どうやら滞りなく定例の恵比須講えびすこうを過ぎて、村では冬至を祝うまでにこぎつけた。そこへ地震だ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
婆「そう出ればまア……夢見ていな……恵比寿講えびすこう売買うりかいの様なお話でございますからね」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いわば夷子講えびすこうの茶番のようなものであったが、く文士劇の先駈せんくをしたので、何事にも新らしい試みに率先した当時の硯友社の意気をうかがう事が出来る。