“えいじょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
栄辱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「周泰。汝は呉の功臣だぞ。今日以後、われは汝と栄辱えいじょくともにし、生命のあるかぎりこの度の働きは忘れない」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我事わがことすでにおわれりとし主家の結末と共に進退しんたいを決し、たとい身に墨染すみぞめころもまとわざるも心は全く浮世うきよ栄辱えいじょくほかにして片山里かたやまざと引籠ひきこもり静に余生よせいを送るの決断けつだんに出でたらば、世間においても真実
オルカニヤの作といい伝えている画に、死の神が老若男女、あらゆる種々の人を捕え来りて、帝王も乞食もみな一堆いったいの中に積み重ねているのがある、栄辱えいじょく得失もここに至っては一場の夢に過ぎない。
我が子の死 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)