“えいきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
英吉60.0%
栄吉40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、英吉えいきちがいひました。
ふしぎな池 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
そして、日暮ひぐがたから、幾分いくぶんうみうえが、おだやかになったので、英吉えいきちは、よろこんで、りくほうへ、あらんかぎり、うでちかられてこぎだしました。
海の踊り (新字新仮名) / 小川未明(著)
名を栄吉えいきちといって後に二代東雲となりましたが、この人、気性は父に似て至って正直で、物堅い人、また甚だ楽天家でありましたが、かなり酒量の強い方の人であった。
八五郎はその間に気をきかせて、老巡礼の百松と小僧の栄吉えいきちを外に連れ出します。